新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 1/29(水) 08:44:41
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1.オープン化社会の出現で密室ビジネスが崩壊
前述したように日本社会のオープン化は想像以上のスピードで進んできた。そのためオープン化による新しい社会的変化の現象を正確に分析する必要がでてきた。従来型の密室ビジネスや接待ビジネスが機能しない時代になり、本格的オープン社会での新しいビジネス時代となってきた。オープン化した要因には外的要因と内的要因があり、外的要因としては情報化社会によるものである。しかし近年のオープン化は、内的要因によるものが多く日本人自身の内的変化の影響が大きい。その大部分は新人種族による新しいビジネス文化の台頭である。新人種族はオープン化社会を好み、日本社会の必要悪として確立していた密室の官民談合も、新人種族による内部からの告発が常態化し、終息する気配がない。
2.内的オープン化現象の要因
日本社会のオープン化の進展は止まる気配がない。前術したように新人種族のパワーが益々強大化し、日本社会が内部から急速に変化し始めていることを現している。旧人種族が長い時間を費やして作り上げた密室のルールが根本から崩れてきた。特にビジネス文化が世界市場と連動し、旧人種族の密室ルールが相対的に弱体化してきた。旧人種族は今後どう行動すべきであろうか、旧人種族の過去の行動が間違っていたのではない。過去の日本は、密室で秘策を練り行動に出るのが日本のビジネス文化であり、日本の高度成長はこの手法で大成功したのである。密室談合や秘密会議方式で大成功したのである。しかし、オープン社会の出現であらゆる密室ルールが、オープン化社会で機能を失ったのである。
3.新しいビジネス観に切り替えること
旧人種族は自分の人生観を変える必要はない。自分の人生観は頑固に生きるべきである。しかし、ビジネス観は割り切って時代に合った手法に変えるべきである。自分の人生観は、自分の生い立ちを引きずり時代背景の影響も受けて、自分が経験した過去の歴史でモノサシができるのである。このモノサシは簡単に変えられるものではないし、また変える必要もない。しかし、ビジネス観は儲かるか損するかのモノサシであり、人生観とは切り離す必要がある。この点を日本人は割り切ることができないで悩む人が多い。この点の切り替えは欧米人が上手である。日本人も見習った方がビジネスは成功する。
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