新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 5/27(木) 01:02:25
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1.建設業界のミス・ロス論のミスとは
建設現場で生産性を上げてミス・ロスを削減して増益を計ることが必要であることは誰しも知っている。然るにこんな単純な思想や行為を何故建設業界は実行できないのであろうか、ここに建設業界の問題が潜んでおり、こんな単純な原理が解決できないのがこの業界の課題である。他産業ではとうに解決している思想や行為であるが、何故建設業界では実行できないのであろうか。ミス・ロスの行為とは、ミスとロスは異質な現象であり、ミスは失敗の行為のことであり、ロスは怠けて生産性を阻害している行為を指すのである。建設業界の生産現場ではこのミス・ロスが毎日発生しているのに、見過ごしていることがあまりに大き過ぎるのである。毎日、見過ごすことに慣れてしまい気が付かない習慣文化が出来てしまっている。まことに残念な現象である。もしミス・ロス行為が気付いているならば繰り替えしはしないであろう。ミス・ロスに気が付かない業界であるからこそ、この業界が問題なのである。人間は「分かることしか分からない」のであるから仕方がないが、これからの建設業界は毎日発生しているミス・ロスについてもう少し真剣に取り組むべきである。
2.軽微なミスの放置が品質の劣化や事故を誘発する
品質の劣化についての最も一般的な解決策は二つある。一つはマニュアルによる解決策であり、他の一つは人材の技能に頼る解決策であるが、日本では人材の技能に頼り過ぎている。もしマニュアルがあれば失敗を繰り返さなくて済む行為を、マニュアルによって解決することができることを日本人はあまり信用していない。そのため軽微なミス・ロスほどマニュアル戦略に威力を発揮することを再認識していただきたい。特に軽微なミスこそ恐ろしい落とし穴であり、口を開けて待ち構えているのである。軽微なミスを記録して進化させマニュアル化することで防ぐことが出来るものである。人間は軽微なミスほど気にしないで見過ごすから、大きなミスが防げなくなるのである。軽微なミスを予防するシステムをつくり実行している企業が、大きなミスを防いでいるのが実態であり当然なことである。
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