新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 6/30(水) 10:29:06
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1.中国北方地方の経済状況
今年度の中国政府からの依頼による講演、研修ツワーは、6月13日〜25日までの間で実施した。中国での講演、研修は15年間にわたり実施してきたが中国経済の発展は目覚しく、北方地方も経済発展の大きな勢いを感じた。研修は黒龍江省内の各地で、哈爾濱市(ハルビン市)で4回、加格達奇市2回、漠河県で1回の計8回の研修や講演が行われた。対象となった受講者は主として中傷企業の経営者が多く、近年はコンピュータ関係の企業が多かったのも時代背景を現している。黒龍江省は中国の一番北に位置し、中国の中では比較的国営企業の重工業が多く、南の上海市や広州市の市場経済化の進展に比べ、人材の労働観が市場経済化に馴染んでいない部分が感じられた。
2.ハルビン市における研修
ハルビン市の人口は約500万人で黒龍江省の首都であり政令都市である。旧満州である東北3省は黒龍江省、吉林省、遼寧省であるが一番北に位置している地域である。ハルビン市内では「市場経済化における経営管理のあり方」等に関する内容の講演を4回実施した。
3.加格達奇市における研修
加格達奇市は人口50万人程度でハルビン市以北に位置する北の拠点都市である。加格達奇市は内蒙古の中にあり内蒙古に地代を払って黒龍江省の北部地区を統括している地方政府の拠点都市である。ここでは共産党の教育機関(学校)において、党員に対する人材能力開発に関する研修を実施し、中小企業の経営者及び上級管理者に講演をした。
4.漠河県における研修
漠河県は人口10万人の県であるが、県に関する概念は少し違い、加格達奇市の傘下にある地方都市である。この地域は林業の盛んな地域であり、参加者は林業関係の経営者が対象であり、林産資源の活用によって日本との経済交流の期待が多かった。漠河県よりさらに北へ84キロメートルのロシア国境地点に北極村があり、観光として北極祭りに参加できた。夏至には白夜になりオーロラも観測できるそうである。
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