新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 07/2/14(水) 22:59:30
返信も含め全削除
1.エリアレス社会の対応に悩む企業
ビジネス界の現状は益々地球規模の競争原理さらされてきた。そのためビジネス界は、ビジネス力の格差は広がる一方であり、逆に格差社会に追い込まれてきた。それは地球規模でグローバル化が進んだ結果であり、常に地球のどこかに強い競争相手が存在する時代になってしまった。そのため競争が和らぐ気配がなく、むしろ競争が激化するばかりである。人類は幸せになることが最終目標であるから、激しい競争ばかりしていることが良いわけではないが、しかし近年の地球規模で激しい競争を和らげる方法があるであろうか、残念ながらその手法は見つからない。近年企業が激しい競争に生き残るために、買収合併が盛んになってきた。しかも買収合併は地球規模で繰り返されている。この買収合併の初期の段階では多国籍企業化が進んでいたが、今や無国籍企業が増えてきた。無国籍企業とは、特定の国の政治的統制が及ばない企業のことであり、多国籍企業の時代とは経営思想まで大きく違ってきた。
2.政治はエリア型を前提としているが
グローバル化社会におけるビジネス界は、地球規模で激しい競争原理が作用するため、益々格差社会の方向へ動き出している。そのため格差社会の是正は政治的に解決する方法しかない。政治は国単位の施策として実行するものであるから、本来エリア型でなければ成立しない。しかし、近年の国というエリアの概念が、過去の国の概念とは大きな違ってきたし、経済のグローバル化の影響を受けて、国単位の政治までが融合化や連携が盛んになってきた。当初経済の融合化することを目標にしたECが、政治連合の方へ動きだしたEUはその見本である。周辺諸国と融合化や連携がなければ国でさえ滅びる時代になったのである。北朝鮮がその例である。このような時代に国単位の政治は、国民の安全と幸せを守るために何をすべきか。新しい研究が求められている。過去の歴史の中には、今日のようなグローバルな社会は無かったのであるから、過去の歴史が必ずしも参考にならない時代になってしまった。
|