新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 07/7/4(水) 20:07:47
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1.情緒的な部分の人間の特性
人間は生物の特性として情緒的部分を持っていることは当然であるが、今日の人間の行動がグローバル化による地球規模に広がると、情緒的な行動が時として危険にさらされることが多くなってきた。特に日本人は海外の観光旅行で、無防備のためトラブルに巻き込まれる場合が多い。近年の街中の犯罪状況をみていると決して日本も安心な国とはいえない状況であるが、まだまだ日本の社会環境は安全な方である。しかし今後の日本は、世界の平均的な犯罪国家になる可能性が非常に高くなった。犯罪の種類やレベルも世界の状況に非常に類似してきているし、地球規模のグローバル化の現象は、犯罪までもグローバル化現象を起こしており、地球規模で広がりを見せている。グローバル化の現象は、経済が先行して均一化現象を起こすのは、取引が相互に影響を与えるからで、最初にビジネス文化の類似化が起きるのである。次に生活文化の類似化が進み、最後に犯罪までも類似化しているのである。
2.ドライで冷酷なビジネス文化の事例
近年、M&Aが地球規模で盛んになってきたが、敵対的買収を宣言することも増えていきた。この買収方法の良し悪しは別にして、日本の経営陣はビジネス論で対抗するのではなく、精神論で対抗しようとしている。この点からみると日本の経営者は情緒的な思想で企業経営をしていることが良く分かる。私も典型的な日本人であるから敵対的買収なんか大嫌いであり、日本の経営陣と全く同じ情緒的行動が好きであるが、いつまでの通用するはずがない。外国人の買収は、ドライで冷酷な市場論理で押してくるのに対し、日本人は、情緒的に日本人の株主に心情を訴えて精神論で対抗しようとしていることが対照的で面白い。しかし、これからは堀江もん事件のように若い日本人は、ドライでビジネス的に割り切る人種であり、精神論だけでは対抗することができないのは目に見えている。日本の経営陣もこの点を注意深く観察し、買収されるのを防ぎたいのであれば、ドライで冷酷が対抗策で防備しなければならないのである。
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