新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 08/11/12(水) 08:43:20
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<アンケートの意見に>
専門技術者養成講座のアンケートに「新経審向上のポイントではなく,新経審向上のための原価管理ではないか」という指摘があった。この意見は講座の内容表現が適切でないという意見であるが,この指摘はある意味では正しいが,面白い指摘であるのでコメントすることにした。
1.経営事項審査と原価管理の視点
専門技術者養成講座の内容表現が適切でないという指摘は,ある意味では合っているが,新経審向上のための原価管理という表現も適切ではない。なぜなら原価管理という行為は,現場でコスト縮減するための技術であって,コスト縮減の結果として工事利益が上がるものである。つまり現場で利益を上げるための技術であって、経審の評価点数を上げるための道具ではない。現場の努力によってコスト縮減の結果,企業の利益向上につながるのである。このたびの経営事項の審査基準の改正は,この利益の増減が直接経審に影響する改正が行われたのである。そこで現場の技術者も経審に関心を持つことの重要性を伝えたかったのである。経審に関する書類は,一般的に事務系の仕事であるが,現場の技術者の原価管理が経審に直結していることを留意すべきである。
2.原価管理の重要性
企業の努力目標は,具体的な目標は利益をできるだけ上げることである。この利益を従業員の給料や手当てに分配され,役員には報酬が支払われ,株主には配当として利益分配し,国や地方自治体には税金として利益の一部が納入される。このようにすべて企業が上げた利益は,多くの関係者が恩恵を受ける結果となるのである。これが逆に不適切な原価管理によって,工事が赤字になり,企業の利益は欠損に転じた場合は,従業員の給料や手当ては減額され,役員報酬は減らされ,株主は無配となり,国や地方自治体にも税金の納入がなくなるのである。このような結果にならないように努力することが重要である。このように具体的に現場で努力するための道具が原価管理である。つまり経審のための原価管理ではない。経審の点数は利益を上げることで結果的に上がるのである。
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