新規投稿者 地域経済研究所・阿座上洋吉
投稿日 2/9(日) 23:00:01
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1.人類は何故争うのか<競争心の原点を探る>
人類の歴史は争いの歴史である。どの国でも内乱、内戦等を体験し、地球規模の大戦もいく度か繰り返したがいまだに戦争が絶えないのである。個人の争いも日常化しているし経済においても然りである。地球規模のエリアレス化現象は、世界巨大市場を出現させ経済戦争は地球規模の大きなうねりとなってきた。
この地球規模の経済競争のうねりは、人類の競争心の集合体の社会現象であり、神の見えざる手によって動いているに違いない。このうねりは先進国の首脳が集まったサミットによって協議しても、世界巨大市場をコントロールすることはできない。それほど世界の市場経済は巨大なパワーをもって動き出し、政治の力を完全に越えたパワーで動き出してきた。もはや経済に関して人類は打つべき手法をもっていないのである。この世界巨大市場の根源となるパワーは一体何であろうか。その研究をスタートさせることにした。
2.DNAの競争遺伝子がどう作用するか
人類の争いの根源は何であろうか。市場経済の争いは益々激しさを増しており、弱肉強食の原理で財産獲得競争は止まるところを知らない。この争いの根源は人類のDNAに組み込まれた競争心、闘争心の遺伝子の作用であろう。この競争遺伝子には「他人に負けるなよ」という設計図に書き込まれているらしい。負け犬になると弱肉強食の原理が作用して強者の餌食になる。しかし人間以外の動物であれば空腹時だけの争いで済むが、人間は頭脳を発達させたため満腹時であっても争いをする。頭脳の作用で蓄積をすることを学習したためである。そのため人間の争いは無限大に作用する。人間の「負けたままでは生きられない」という競争心の設計図は厄介な代物である。もし人類が高度な頭脳を持たなかったならば、腹が減って命の危険を感じた時だけ、他の動物同様に弱肉強食の行為に及んだに違いない。しかし、人類は高度な頭脳を手に入れたため、満腹状態であっても将来に対する準備として溜め込むことを学習してしまった。そのため財産獲得の経済戦争は頭脳によって無限大化したのである。
3.DNAに書き込まれた競争心の設計図
すべての生命体のDNAには「他人に負けるなよ」と設計図に書き込まれている。しかし競争心の設計図があるからこそ生物は進化もしたし、人類は頭脳まで発達させることができた。人類の競争心の遺伝子は他の生物よりも強かったため進化を遂げることができたのである。しかし、この強力な競争遺伝子は多くの問題を抱えており、人類にとっても良い面と悪い面に作用する場合がある。
4.人類のすべての行動エネルギーはDNAの設計図
「他人に負けるなよ」というDNAの設計図は、人類をここまで進化させたエネルギーを持っており、並みのパワーではない。人間が勤勉で努力することもDNAの設計図の指令であり、地球上の経済も今日まで発展させてきたのである。しかしこのDNAの設計図も悪く作用すると負の作用が大きく現われる。DNAの設計図は人間の闘争心を常に刺激し続けるため、そのエネルギーは消化不良を引き起こし、過剰にストレスを蓄積すると喧嘩、通り魔、放火魔等の犯罪になって現われ、戦争やテロにまで発展する場合がある。我々人類はこの強大なエネルギーを有効に作用させる研究をする必要がある。
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