<1>市場経済の競争原理を探る
新規投稿者 地域経済研究所・阿座上洋吉  投稿日 2/16(日) 00:11:09  返信も含め全削除

<シリーズ・市場経済の競争原理を探る>
 このシリーズは少々乱暴に展開することになります。生物の根源的活動現象をDNAの遺伝子の設計図に書き込まれた競争心と結び付けて整理します。会員の方々の多くの意見を期待しながら進める予定である。近年の市場経済の激しい競争原理を少しでも解明できれば幸いです。

1.DNAと教育問題
 人類は何故これほどまでに教育に熱心なのか。親は子供の教育に過剰なまでに熱心であるし、企業は社員を教育し、国や自治体は学校や研修所等を設けて教育に熱心である。常に想定した競争相手に負けないために教育するのである。これほどの教育熱心なエネルギーの根源はどこにあるのであろうか。人類のDNAに組み込まれた遺伝子の設計図によるものであろう。この設計図には「他人に負けるな」と書き込まれている。そのため争いに負けないための準備として教育が熱心になる。人類は競争心の遺伝子は他の動物と比較しよほど強いものであろう。そのため他の動物より優れた頭脳にまで進化させている。この過剰なまでの教育熱心さが強力な教育ママまで出現させている。それほどまでに競争心の遺伝子は教育に大きく作用しているのである。先生は隣のクラスに負けないように教育熱心であり、教員自信の競争心が作用して子供達を成績合戦に巻き込んでしまう場合さえあり、子供達のストレスの蓄積となっている場合もある。この際限がない争いの現象は地球上に生物が誕生してから延々と今日まで続いている。

2.市場経済と教育
 人類の争いは富の獲得合戦にも見られ教育が盛んに行われてきた。経済学による富の形成過程や効率よく獲得するためマーケティング、経営学、経営管理等の学問体系を作り上げている。このように教育自体も市場経済において人類の競争心を満足させるものとして作用している。ビジネスの争いはこのDNAの設計図の作用であるから、常に学習し自体も他者に負けるなとして作用している。このように富の獲得合戦もDNAの競争心によって際限なく作用し終りがない。この無限に続く競争原理は人類を不幸にするとして批判し、マルクスとレーニンは人類のはかなさを感じ、富の共有化である共有財産主義を考え出したのである。

3.共産主義と教育
 マルクス・レーニンが提唱した共産主義は、弱肉強食の資本主義を批判し、人類の幸せを願って富の平等化を提唱したものである。当時は人類の幸せ理念として世界中に広まっていった。富の獲得に夢中になっていた人類にとって、富の平等化思想は新鮮な思想であったに違いない。しかし、マルクス・レーニンは大きなミスを犯している。神の摂理である遺伝子の競争心を無視したことである。すべての生物の競争心は自然の摂理であって、生物自身が勝手にDNAの競争心を組み込んだものではない。自然界の自然の摂理で組み込まれたDNAであり取り除けるものではない。しかも人類の競争心は頭脳まで進化させたため、競争心更に過激に作用することになってしまった。マルクスは競争心を無視して共産主義を提案し、自然の摂理に逆らったのである。人類が頭脳まで進化させたこともDNAに組み込まれた競争心の設計図によるものである。

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