新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 6/1(日) 11:54:34
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<管理職は、DNAの競争遺伝子の作用を戦力化することが仕事。>
1.外部の威圧信号に対する反撃行動
人間は外部から悪質な威嚇信号を受けた場合に二つの反応がある。その一つは前述したように自分で自分を攻撃する反応であり、精神的な攻撃と肉体的に反応になって現れる。これに対して悪質な威嚇信号に対し発信源に直接反撃する行為がある。これは当人の性格によっても左右するが、性格が弱いひとは自分を攻撃し、強い性格の持ち主は威嚇信号の発信源に激しく対抗する。以下、発信源に反撃するケースを整理する。反撃するタイプの人間は攻撃的な性格の強いひとであり、性格的な要因が作用するため反応も激しく発現する。
2.外部の威圧信号に対する反撃行動の形態
(1)健康な精神状態の場合の反撃行動
健康な精神状態の場合は、自制する余裕があり反撃行為に及んだとしても過激な行為にはならない。軽い不機嫌程度には発現するが、汚い言葉による反撃や暴力による決定的な行為にまでには至らない。軽い意地悪的冗談や軽いえこひいき程度の行為で、その場の雰囲気を壊すようなことまでには発展しないものである。
(2)精神状態が少し不安定な場合の反撃行動
精神状態が不安定な状態の中で外部から強烈な威嚇信号を受けた場合は、精神的に不安定なため当然自制心も薄れている。そのため威嚇信号に対して対抗措置としての反撃に及ぶのである。威嚇信号の発信者に対して極度の不快感を現し極度に不機嫌な状態で対抗する。また相手を極度に無視する行為も無言の反撃行為の一種であり、徹底的な交戦状態で対抗する。
(3)極度に悪化した精神状態での反撃行動
極度に悪化した精神状態では、その威嚇信号の発信源に対して強い反逆行為に及ぶ場合が多い。その発信源が上司の場合もあれば、親、先生、友人等の場合のあり、その発信源に対して反逆行為を発現する。精神状態が悪化している状態は、威嚇信号によって瞬時に悪化状態となる場合が多く、上司、親、先生等上位にいる者が注意しなければならない。人間には「負けてはいけない」という遺伝子の作用であることを忘れてはいけないのである。これを無視して悪質な威嚇信号を発信し続けると、大きな逆襲が待っている。発信源に対しての暴力行為である。「負けたままでは生きられない」遺伝子の作用である。
(4)反逆行為や対抗意識の根源
この競争心の遺伝子の作用が、進化や進歩、発展、改善、勉強、向上心、やる気等の原動力となっているもので、人類にとってなくてはならない遺伝子の作用である。人間は「他人には負けられない」という意識が、反逆行為にもなるし対抗意識となって負けないための努力をするからこそ、進化もしたし発展もする。上に立つものは悪質な威嚇信号ばかり発信し、良い意味の対抗意識を上手に利用することができないひとがいる。上司というのは指導者を兼ねていることを忘れてはいけない。反抗心や対抗意識は未来の可能性を秘めたエネルギーの根源であることを忘れてはいけない。
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