新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 11/16(日) 20:30:30
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1.護送船団方式の思想から抜け出せない日本
世界の中で日本は大きな経済力を持っているが、日本は島国としての地理的環境のためか他の経済先進国とは違い、独特の日本的ビジネス文化を作り上げている。しかも世界情勢が大きく変わっている中で、なかなか変化させることが出来ないため悩んでいる。この点が日本経済マイナス要因として大きく影響している。日本は強烈な競争の市場経済を嫌い、共生論や棲み分け論を大義名分として競争を適度にすることが上手である。他の経済先進国のような激しい競争の市場経済を好まないのである。そのため協会や組合を作り出来るだけ集団内を調整し会員や組合員の和を重要視しながら、企業間の競争を和らげようと懸命になる。これを護送船団方式といい日本の市場経済に重要な役割を果たしてきた。確かに護送船団方式により高度成長を遂げたのであるから、護送船団方式は大成功したのである。しかしこの護送船団方式のビジネス文化が世界から嫌われ、今日では世界市場で通用しなくなってきた。企業は自己責により自力によって市場経済に立ち向かわなければ、世界の市場経済の中で生き延びることは出来ない時代になったのである。
2.激しい世界の競争の波を受ける日本
他の経済先進国のような激しい競争社会の中で生き残るためには、日本人ひとり一人が世界の激しい市場経済の現況を認識することが必要である。日本は世界の市場経済に通用する人材が何故育ちにくいのであろうか。それは長い間続いた集団主義の文化が染み付いており、個人主義の価値観による能力主義や本格的市場経済の競争に向かない民族なのである。しかし世界の市場経済は、集団主義や護送船団方式では通用しないシステムで動いている。日本人に向くか向かないかの選択ではなく、世界の市場経済は規制がどんどん消え温室育ちが通用しなくなってきた。競争原理が厳しく作用する市場が求められているのである。そのため何時までも集団主義の思想に取り付かれていると、世界の巨大市場の中で通用しなくなるのである。世界の常識的市場経済を知らない日本の人材が、日本の経済を弱くしていることに気がつかなければならない。
3.競争に弱い日本人では精神病が増える
日本人は強い競争原理を嫌う人種であるとすれば、強い競争環境に置かれると精神的にも弱い面が現われやすいはずである。競争に比較的強い米国でさえ精神病が増加しているのであるから、日本もこれから精神病が急激に増えることが予想される。日本人は和を好みできるだけ競争を避けようとする民族であり、競争に負けた場合には精神的に弱い面が具現化する。精神的に追い込まれると精神が不安定化しノイローゼ、不眠症、うつ病、自律神経失調症、神経症、被害妄想狂等の精神病になり、自分自身までも攻撃し最後は死に至るまで追い込んでしまう。人間は本当に弱いものである。精神的に強いひとはターゲットに向かって攻撃するし、ターゲットが不鮮明な場合や相手が強大な力の持ち主の場合は、通り魔や放火魔といった不特定多数に鉾先を向けて攻撃する。人間のDNAに組み込まれた競争遺伝子は負けることが想定して設計されていない。人間は負けたままでは生きられない動物である。
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