新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 6/26(日) 23:56:55
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1.企業内の個人主義と対立する集団主義の思想
個人主義を中心とした思想に自由主義がある。自分の意思のままに自由に行動することが出来るようになると、誰からの規制も受けずに自由に行動できる社会は、人類にとって最高の幸せであるかもしれない。その一方で集団主義者のリーダーから見ると、個人に自由を与えると気ままに行動する人間が増え、集団の統制が乱れた社会となり、社会全体が乱れを危惧する。しかし過度に集団主義化することは、独裁者を生むことになり、旧共産圏のソ連時代や北朝鮮に見られるような集団主義や、また戦時中の日本やドイツの集団主義時代には独裁者が出現する。また近年の現象としてはオーム教がこの集団主義に当たり、個人の考え方や行動は極端に制限される社会である。このような集団主義を嫌い個人主義化が過度に振れるとフリーターが増加する。人間はほど良い状態を保つことが出来ない生物である。人間は神様ではないから常に揺れている。
2.企業内の民主主義と対立する独裁主義の思想
民主主義に対立するものとして独裁主義がある。独裁主義は政治に関する概念であるが、ここでは政治抜きの社会現象として整理すると、民主主義は個人としての発言が自由であり、民主主義は基本的に個人主義を前提としている。一方、独裁主義には、個人独裁と一派による独裁があるが、第二次世界大戦時のドイツや北朝鮮の独裁は、個人独裁に分類される。また、党派や一派による集団による独裁もあるが、独裁主義は限りなく個人独裁の方向へパワーが作用する。いずれにしても独裁主義は個人の行動を制限し集団主義化する。日本社会で見られる個人主義と集団主義の対立は、戦中時の集団主義の影響を受けた人種と、近年の徹底した個人主義の対立構造が激しくなってきた。その中にあって企業経営においてもこの二つの対立構造が深刻化している。
3.企業経営と人材の混乱期
個人に情報を与えると必然的にその情報を基に行動する。これが今日の個人主義化の必然的現象である。これは教育のせいより現代社会の現象である。もちろん教育にも多少の影響はあるが基本的には情報化社会という社会現象の影響である。原始時代と比較するとよく理解できるが、情報が少ないと情報を求めて集団化する。集団ができると統括するひとができ上がる。情報が生物の行動変化の原点にあるのである。この情報化社会の中で日本ビジネス社会は混乱しており、企業経営にも確かな経営手法が定まらない。日本の人材は等分の間、個人主義と集団主義の混乱が続くかもしれない。
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