新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 07/6/24(日) 11:55:35
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1.人間の競争心は代理戦争まで考案した
自分が直接参加して争う競技もあれば、ファンとして観戦という形態の代理戦争に参加する方法もある。代理戦争は自分の競争能力が低い場合、直接の戦いに参加しても負けてしまうことが明らかなときは、ファンとして代理戦争に参加するほうが勝者になるチャンスが多いのである。ファンとして戦闘員である当事者に乗り移って、あたかも自分が参戦しているような気分で、強い競争相手と互角に戦うことができるからである。
2.代理戦争に利用される各種の競争形態
(1)人間同士が争うもの
各種の競技形態の中で最も多いのが人間同士の代理戦争である。人間同士が肉体的に直接争う喧嘩的な行為であっても、ルールを設け審判員を置くことで、相撲やレスリング、ボクシング等の喧嘩的格闘技もスポーツになり競技化することができ、これで代理戦争の舞台が出来上がるのである。これらの競技を季節による分類をすれば、夏季に行われる陸上競技や水泳競技等があるし、冬季に行われるスキーやスケート等の競技に分かれ、一対一で行われる競技もあれば、週団対集団がで行われてる競技もある。
(2)動物同士が争うもの
代理戦争でストレスのガス抜きを考え出した人類は、各種の動物同士によって争わせる代理戦争も考案している。闘牛や闘犬、闘鶏、ドックレース、虫の相撲、小鳥の鳴き声競技等、人間は多くの動物を駆り出して代理戦争に夢中になっている。人類は全てのものを競技の対象にしてしまうのである。
(3)人間とその他のものと組み合わせで争うもの
代理戦争の形態も人間同士戦いや動物同士の争いの他に、人間と動物が一体化した競技の競馬もあれば、人間と機械の組み合わせによって争うものもあり、競輪、競艇、自動車レース等もあり、人間と動物が直接対決する闘牛までの争いがある。これほどまでに人間が争いは競争遺伝子が作用するための現象であり、人類の競争心は止めることができない証拠でもある。
3.代理戦争に賭博行為を重ねた競争の二重構造
以上のように人類が考え出した代理戦争種類は相当な数になるが、その代理戦争自体の勝利を味わうだけでは飽き足らず、更に、代理戦争に賭博を重ねて二重の競争心を煽るものが沢山ある。競馬や競輪、競艇、ドックレース等、代理戦争に金銭をかけで勝負するのであるから、一度に二重の競争をさせる手法まで考え出している。人間の競争遺伝子から出た争いの形態は際限がないのである。
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