新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 07/12/23(日) 18:49:24
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1.グローバル化現象がもたらしたもの
人類か地球上に出現してから広義の環境変化にスピードがつき、中でも生活環境の変化のスピードは、その速さに勢いがついてきた。何故これほどまでに生活環境の変化のスピードが速くなるのか。その第一の要因はグローバル化現象である。ではグローバル化現象の特色とはどのような現象であろうか。簡単に言えば人間の交流が盛んになることである。人間の交流が盛んになると、孤立していた地域の生活文化に影響を与え、他の地域の生活文化が入り込み混在化することである。そのため地域の特色ある生活文化や独特の民族文化までが、地球規模で混在化が益々進み、世界の文化と一体化する現象が現れて来た。この現象は人間の交流が地球規模で起きたのであるから、当然のように地域文化の特色が失われる結果となった。しかしこの現象を今や止めることができない。そこで世界遺産として残せるものを、できるだけ残そうとする運動が盛んになってきたのである。
2.グローバル化による価値観の多様化と違和感
グローバル化現象の影響で、生活文化や精神文化までが地球規模で激変してきた。グローバル化の現象の最初は、ビジネスが先行して地球規模になったことであり、ビジネスマンの交流が盛んになったためであるが、更に今日では映像情報によって、世界中の生活文化が紹介され、ドラマや漫画によっても世界中の生活文化が発信される時代になった。更に世界中でホームステイも盛んになり、必然的に人間の交流拡大に連動して、生活文化の混在が世界中で広がった。その結果、自国にいながら世界中のあらゆる文化の影響を強く受ける時代であり、精神文化までが地球規模で影響を受ける時代となった。そのため同じ民族であっても価値観の多様化を生み、同一民族であっても違和感を感ずるようになってきた。今や同一民族の中の世代格差の問題より、更に価値観の多様化が進み過ぎる状況になり、社会の混乱の要因にもなり始めてることを留意すべきである。
3.価値観が多様化する中で起きるイジメやセクハラ
人間は同じ価値観を持つ人間と行動することが居心地よく、仲良い人間関係を構築しようと努力する。近年、あまりに価値観が多様化したため、仲間として共通の価値観を見出すことが難しい時代日になってきた。そのため以前より仲間で酒を飲む機会も少なくなったし、酒宴のドンチャン騒ぎもしなくなった。これは接待ビジネスが消えたことにも関係があるし、年功序列の人事体制が崩壊したことにも関係があるが、もう一つの側面として価値観の多様化による違和感が企業内に漂っており、積極的に酒宴に参加しない人が減ってきた。特に、ビジネスが低迷している業界にあっては、価値観に関する違和感が仕事中に感ずる場合が多く、この違和感が長く続いたため、無意識にイジメの仕草をする場合があり、そのため職場の空気が陰湿化する。イジメの仕草が軽微なものであれば陰湿な人で済まされるが、一定限度をこえる仕草が増えており、イジメやセクハラ行為に及んでいることが多くなってきた。
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