新規投稿者 阿座上洋吉
投稿日 08/3/16(日) 18:50:55
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1.仕事に対する労働観と余裕
仕事に対する労働観は、人によって異なるものである。働くことは自分のためなのか、家族のためか、それとも世の中のためか、もっと大きな視野で人類のためなのか等、色々と表現されるが、その理由はその時の状況によって揺れるものである。人間は自分の心にゆとりがあれば、自分以外のひとのことを考える余地がでるため、他人のことまで考える余裕がでるためであろう。自分の心にゆとりがある場合とはどんな場合であろうか。衣食住に関して最低限をクリアしなければ、自分の心にゆとりが生まれるはずがないから、最低限の段階までは自分のために働くということになるであろう。この場合の自分のためとは、生計を一にする家族を含むことになろう。衣食住が生活上の最低限のラインを超えると、自分以外の周りのひとを観察する余裕が出てきて、自分以外の人々を気にかける行動をとることができるようになるであろう。
2.仕事に対する労働観と遊び心
仕事に対する行動が楽しいものであるか、苦しい行動であるかは、色々な条件によって異なるものであるが、その仕事が好きか嫌いかによっても状況は変わるものである。その仕事が好きであれば、楽しい気分で仕事ができるものであり、この場合は苦痛が伴うことはない。したがって、他人から見れば羨ましい仕事であっても、当人にとって嫌いな仕事であれば、毎日の仕事が苦痛であり、出社拒否の精神状態にまで陥り、場合によっては肉体的変調まで影響してしまう。したがって好きな仕事であれば、遊び心で楽しく行動できるものである。
3.遊び心を生かす職場環境を作れるか
人間が楽しく働ける理想的仕事環境を想定するとせれば、どのような環境であろうか。前述ごときに整理すれば、ある仕事について好きな人材を集めることが必要となる。好きな仕事であれば楽しく、遊び心で仕事できるのであるから、品質も良くなるであろうし生産性も上がるため、コストも下がるであろう。良いものをより安くという市場経済の競争原理にも合致するため、理想の企業経営に近づくことであろう。そこに一定水準の収入が確保され、生計を一にするものの生活が最低限をクリアしていれば、働く者から見れば理想的である。できれば、このような状況が10年以上安定することが予感できる状況であれば最高である。
4.最悪の企業環境を回避するために
近年の地域の労働環境はどうであろうか。ワーキングプアが問題化しており、一生懸命働いても生活困窮者が増える気配があり、社員は、給与は上がらずリストラの恐怖に怯え、遊び心で仕事するどころか、正反対の苦痛な状況下の仕事環境になってきた。このような仕事環境で、企業内では大人の陰湿なイジメが横行しており、社員同士がいがみ合っている。その中で最低限の生活を確保するために必死である。このような職場環境では楽しかった仕事も苦痛に変わり、企業の損益どころか企業の継続すら不安定になってきている。経営者や管理者は、このような環境を回避するための行動を早めにとるべきであるが、未だに政治や不景気のせいにしている。確かに政治や景気のせいもあるが、企業は内部から仕事環境が悪化しており、その対策を急がねばならない。
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