新規投稿者 高津徹太郎
投稿日 6/9(月) 20:50:50
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4.データ内容
記録すべきデータの内容は、失敗を含むありのままを記録しないと管理効果を生まないことは既に述べた。耳障りの良い報告用のデータを作って記録しても何の役にも立たず、業務を増やすだけの効果しかないのである。注意して記録して頂きたい。
(1)不可欠なデータ
工程管理用の不可欠なデータは、@作業名、A所要時間、B作業量と単位、C資源名と投入資源数とその単位、D当該作業の前工程の作業名である。
以上5項目のデータを使いながら管理サイクルを回すことを“チョット管理”と名付ける。チョット管理でも初期に生まれる8割程の管理効果が期待でき、コストダウンや技術蓄積に貢献する。リストラなどで余力がない現場であっても管理には実績データの収集が不可欠であるから、最低でもチョット管理用のデータ記録を行うべきである。
(2)記録すべきデータ
施工管理には上記の5項目の他に、E品質[ISO]管理情報、F安全管理情報、G作業や施工に関する情報、H法的な制限情報、Iその他の情報を記録しておくべきである。これらの管理データを作業毎に統合化して扱うことが合理的であり効率化に役立つのである。
なお、統合化がなぜ合理的かなどについての詳細は後述する。
5.Excel用のデータ入力票
上記10項目の実績データをExcelなどに記録する場合、上側に10項目を設定しその下側に1行1データとして記録を行う。
実績データの記録用として簡便ではあるがExcel用の「データ入力票」を用意した。利用する方はここよりダウンロードされたい。なお、このシステムに対する質問は次の要領で受け付ける。
@質問にはこの「<8>データ記録(2)」の項で≪返信する≫ボタンによって行う。
A質問はどのような内容でも歓迎する。
B返答が入力方法を中心にしたものになってもご容赦願いたい。 |