中国食材あれこれ3
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 04/6/14(月) 09:01:00  返信も含め全削除
中国の食材市場(魚貝類)
大連は人口530万ほどだが、中国では中規模の都会である。なにしろ四川省の成都市は3000万以上の人口といわれるが、統計的な数字は信憑性が薄いので、正確な人口はわからない。
この大連市は、渤海、黄海の二つの海に囲まれ、比較的肥沃な土地ではあるが、なにしろ降雨量が全国平均の4分の1程度なので、「今年も旱魃だったから、日本留学を諦めた」という学生の声を聞いたものであった。
大連市の食材を陳列してある市場によく出かけた。気に入った食材を購入して、日本料理づくりに精を出した。脂っこい中華料理は3日も食べるともう飽きてしまう。
60歳を過ぎたシニアには、長年慣れ親しんだ食文化というものは、そう簡単に変えることは出来ない。
食材市場は実に壮観である。魚貝、肉、卵、果物、野菜、乾物類など整然と区分けされ、並べてある。小中学校の体育館くらいの大きさであろうか。この食材市場の建物に、これらの食料が並べられていて、「ニイヤオシェマ?」(何が欲しいですか)と、よく声をかけられた。魚貝類では、鯖、鰈、ヒラメ、蝦、シャコ、ハマグリなどをよく買ってきて食した。札幌の市場では、シャコは一匹150円もするし、卵入りのメスでは200円もするが、20元(300円)も出せば、もう食べきれないくらいの量である。ハマグリも3元(45円)で購入しては、鍋一杯の塩茹でを、ウンウン唸りながら食べたものであった。見たこともない魚の調理法は分からないので、上記の魚貝類を買ってきては、鯖の味噌煮、ヒラメ、アンコウなどは驚くくらい安いので、煮付けなどを楽しんだ。

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