新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 04/8/13(金) 11:04:05
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桂林から上海空港へ飛び立つはずの飛行機がなかなか出発しない。折からの豪雨と、おまけに稲妻も走り、耳をつんざくような雷鳴、2時間遅れで出発、上海のホテルに
着いたのは朝の4時を回っていた。朝早く蘇州へとバスは走った。
蘇州夜曲が聞こえてきそうな雰囲気を持つ街並み
「きみがみ胸に 抱かれて聞くは 恋の舟歌 愛の歌
水の蘇州の 花散る春を 惜しむか 柳がすすり泣く」
東洋のベニス、東には太湖、細い運河が網の目のように走っている。
「天有天堂」「下有蘇杭」天には極楽有り、地には蘇州と杭州が有ると讃えられるほど、風景絶佳の地である。
刺繍と錦織が発達して、土産物もこの品物が多かった。繭で造られた布団を購入していた日本人が多かった。布団と言っても手荷物になるほどの軽さ、購入した人たちは、ふわふわとした布団に安らかにお眠りになっているのであろうか。私には有る程度の重量感のある布団でなければ寝付けない。
蘇州は観光地が多く、まる三日なければ蘇州の全容を知ることができないと言われているが、今回は4,5時間のハードスケジュールに、しっかりと買い物にお誘いするように仕組まれているから、ほとんど好いところは訪ねることはできなかった。
前回訪れた三国時代に建てられたという「北塔寺」。八角形の九層の七六メートルもあるお寺、虎丘風景区でみた、古木隆々たる200鉢もあった盆栽の展示など、好事家なら涎の出そうな盆栽、そのほか見応えの有るところが多かった。
家々の軒並実が低く豊かな水量をたたえる運河は、幅100メートルもある水郷が続く。北京から杭州に至る「京杭大運河」の一部に当たる。
長江より南に位置するこのあたりは、地味が肥えて、農作物のできもきわめていい。
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