新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 04/9/8(水) 07:37:19
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スリル満点上海雑技団
上海最後の夜、オプショナルの上海雑技団を見物した。一行22名のほとんどが参加したようである。
中国雑技団は、全国的に行われているサーカスと思えばいいが、その内容もライオン、虎などの猛獣を使うものから、皿まわし、奇術、パントマイム、などなど、日本のものとはその危険度、精度の高さ、奇抜さなど遙かに上であろう。
今回の上海雑技団の少年少女の演じる、皿回し、煉瓦積み、自転車乗りの見事さ、口を開けたまま見とれていた。
この少年少女たちは、幼少の頃から厳選されて、この訓練を受ける。従って公教育も満足に受けていない。
平均年齢20歳前後だろうか、どれだけの厳しい訓練をへて、このような見事な演技ができるモノなのだろう。選び抜かれたエリートたちの身のこなし、軽快なフットワーク、驚くような腕力、脚力、人間業とは思えない演技の数々が、次から次へときらびやかな照明の下で行われて、観衆からやんやの喝采を浴びる。
しかし全部が全部成功するとは限らない。出演途中に倒れた少女もいたし、けがをしそうな場面も多かった。
圧巻はオートバイであった。直径およそ10メートルの球を走り回るのである。一人でも危険であるが、その中にもう一人加わり、縦横に走り出した。そうすると後2台、4台のオートバイが駆けめぐる。まさに0.1秒を競う精度の高さ、もし一人がちょっとした操作ミスをすると、たちまち怪我人、死者が出るだろう。と思っているところに、また2台追加された
とうとう6台が直径10メートルほどの球の中に入ったのである。一触即発、誰かが一瞬気を抜けば、操作ミスをすればたちまち地獄絵図となろう。
このような訓練で、おそらく命を落とした若者もいるに違いないが、そのような報道は国内にも知らされないのが、社会主義の国、中国であろう。
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