新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 05/3/30(水) 11:03:42
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回想中国 6 劉先生宅へ 1
中国人の歓待のすばらしさ
晩秋の頃、劉先生のお宅にお邪魔した。やはり大学を定年退職した奥様が料理を作る用意して待っておられた。
「60才からの人生の楽しみ方」という原稿を書いているのです。と出された新聞記事を紹介された。そこにはこんな食品の紹介があった。
1、花生(お茶の花) 2、蜂王奬(ローヤルゼリー) 3、芝麻(ゴマ)
4、くこ(植物) 5、花粉(何かの花粉) 6,蝮蛇(マムシ) 7,甲魚(スッポン)
それを「予防早衰7種食品」と銘打っている。この食品の内、一日に4つくらいは食しなさい。そうすれば若さを保てる、とのことであった。
ローヤルゼリーだの、スッポンだの、マムシなど毎日食しておれば、尾花うちからした私でも、元気が湧いてくるかも知れないが、そんなに元気が出すぎても困るんです。
日本ではそう簡単に手に入らない物ばかり、第一我々日本人教師には値が張りすぎるであろう。日本の同年輩の友人へのお土産に考えているが、このうちどれほど買うことが出来るだろうか。
先生とほぼ同年輩の奥さんが、私が着いてから早速台所で料理を作っては次から次へと出してくれる。ヒラメの煮物、エビの唐揚げ、牛肉の揚げ物、次々と出される料理を目の前にして、ご厚意を無駄にできないと、腹に詰め込んだ。
料理をつくることにおいては、多少の経験があるし、札幌の現職時代「包丁一本会」の会員でもあったし、現に3食とも自炊生活をしている身には、その調理法を是非伝授して欲しい。
奥さんが8品の手料理を終えたところで、その調理法の幾つかを先生の通訳でメモを取ることが出来た。中国人の接待は、客人が腹一杯になるまで料理を出すこと。しかしこの日もその半分も食することはできなかった。
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