回想中国8の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 05/5/23(月) 09:12:06  返信も含め全削除
「それはそうでしょう。それで、その女性は一人で日本へ来るのですか。」とたずねると、「離婚して子供が一人いるけれど、今中学生だから、いずれ日本へ来るでしょう」という。
 ああ、そのうちに日本人の金持ちのジサマと結婚した、輝かしい中国女性の一族郎党がどっと日本へやってくるかもしれない。
 そして今度は周旋人の話になった。日本と中国の結婚紹介の仲立ち人が金を取るのが気に食わないと言う。
「それはビジネスだからしかたないのですよ、それより、いまにあなたを頼りに、中国人の親戚一族が、日本へどっとやってくるかもしれませんよ」と、言わずもがなのことかもしれないが、後学のために、会社を継いでいる息子さんのためにも、釘をさしておいた。
 しばらく彼に声が無かった。次第に顔が青ざめてくるように見えた。
何も分からなくて、中国美人と結婚したがるのだから、金を持っている日本の男、それもイロジイさんには困ったものだ。もっとも20台や30台の日本人男性と結婚を望む中国女性は少ないようである。
 
 日本人男性は世界的にどんな評価をされているのか。いまでこそ木村拓哉を筆頭に日本人の若きアイドルは、中国人の若い女性の人気を独占しているきらいがあるが、我々の世代ともなると、古くは漱石がイギリスへ行ったとき、己が日本人であることにどれほどコンプレックスを感じたか。高村光太郎しかり、彼の詩のなかに日本人男性を卑下する詩があった。所詮日本人男性は世界中ではもてないのである
ただ金が目当てなのである。どだい尾花打ち枯らした老骨に、とこしえの愛を誓うはずがない。あの爺さん、いまごろどこでどうしているだろう

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