新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 05/11/17(木) 12:25:28
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マンションに着いてドアを開けると
4時間半の乗車時間で大連駅の横にバスは到着、それからタクシーで1週間滞在した豪華マンションに着いた。午後9時を回っていた。
部屋鍵をガタガタいわせて堅牢なドアを開けると、灯ってないはずの居間に煌々たるシャンデリアの灯り、そして若い女性が一人ソファに座っている。
「ああ、部屋を間違えたろうか、6階の1号室、間違いない、この部屋だ」
女性はしげしげと私を眺め、英語で語りはじめた。
「5日前からこの部屋に泊まっています。同居者は女性だと思いました。まさか男性だとは、どうしましょう、私ここから出ていきましょうか」という。
「いや夜も遅いし、何処へ行くとてそんな場所は見つかりません。ベットも二つ、部屋も二つですから今晩は二人でここに泊まりましょう。明日にでも理事長にお話ししてみます。」と困惑気味の女性に優しく語りかけ、動転している若い女性の気持ちを鎮めて貰った。
それにしてもなんということをするのであろうか。なんという気の配り方であろうか。若い女性と一緒にしても、あの日本人男性なら問題ないであろう。
そして国際親善に役立つかも知れない、どうせお互いに自分の学校の教師になる人たちだ。と思ったのだろうか、と瞬時に血の巡りが悪い私には、閃くモノがあった。
やがて女性はソファから体を起こした。ゆうに175pを越す身長、そしてフイジー島からやってきたという彼女は、南太平洋の潮風と太陽に晒されたのか、漆黒の肌に煌めくような輝きをみせて、「宜敷くお願いします」と言った。
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