「男たちの大和とその時代」10の2
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 06/11/28(火) 07:08:35  返信も含め全削除
森脇と内田は、戦艦大和では親友であった。森脇は大和と一緒に海底深く沈んでいき、内田は20代から男性機能を失った身体になったが、80歳以上生き長らえた。
   この映画の中で「潔く死ぬ」とか「日本人として戦死は国のため」と言う言葉が聞かれたが、全編を流れるのは反戦の訴えであり、かくも若い命が、無辜の民がお国のため、無謀な戦争によって失われていくことを、克明に力づよく、亡き魂の鎮魂歌として、全編を流れている。

 櫻の咲く あの春の日の4月7日 大和は東シナ海に沈んだ
 愛する者を 愛する家族を 友を残して、 若い命は散華していった
 何という惨く哀しいことであろう 若い命の骸は海底の藻くずとなって、 
 
東シナ海の水深350メートルの深海底に没した「戦艦大和」を、戦後40年にして、「海の墓標委員会」の尽力によって捜索し、その在所を確認、いまその遺留品、船体の一部が引き上げられている。

★ 一口メモ  ヤミ物資
戦時中、姉と二人でリックを背負い、買い出しに行こうと汽車のキップを買いに行き、目の前で「今日はこれで終わり、」と言われた無念さを思い出す。
当時、食料も衣類も配給制、しかし配給だけではとても喰ってはいけない。配給物資だけで生活した検事が死亡したニュースは有名であった。
配給のキップも金に換えたり、闇市場が繁盛した。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.