新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 07/6/10(日) 11:13:21
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男4人のタイ訪問記 10
タイの僧院にて知ったタイ人の敬虔なる祈り
遙かなる時を経て、アジア各地に引き継がれてきたブッダの教え、その教えは2500年以上の時空をへて、南伝仏教(スリランカ、タイ、ビルマ(ミヤンマー)と北伝仏教(チベット、中国、朝鮮、日本)に伝わってきた。
しかし同じ仏教といってもその信仰の篤さは、かなり違うのではあるまいか。
タイ人の95%が仏教徒、僧侶はおよそ15、000人、女僧は認められていない。僧院での敬虔な祈りの態度、貧しくてもお布施を怠らない国民性、ある女性との会話では、年収のうち最低限度の生活費を残し、日本の金に換算して、40万円も50万円も寄進すると言う。タイ人にすれば年収の半分以上になることもざらであるようだ。
輪廻転生、この世で良い行いをした人間は、必ずあの世で救われるという教えを信じているのである。このような信仰心の篤さが、日本人には信じられないような、敬虔な祈り、寄進の額になるようである。
町中で粗末な僧衣を身にまとった僧侶に出会った。彼らは道行く人間に視線を会わさない。
出家したら・髪を剃り眉を落とす ・人と会っても視線を合わせない
・ 托鉢を受けてもお礼を言わない(執着心をもつから)
戒律として・自分で食事を作ってはいけない(午前中に托鉢して歩き、どんなにまずい物でも口にしなければならない、食べるのは午前中だけ)
・ 女性と交わってはいけない
・ 金銭に触れてはならない
以上の戒律はすべて、執着心を持つ端緒になるからと厳しく戒められている。
同じ仏教を信じる日本人には想像を絶する世界である。ミヤンマーの仏教徒はさらにその上をいくようである。
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