新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 07/6/10(日) 11:15:04
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男性会社員の出家とパゴダ
一般会社員も志のある人たちは、3ヶ月の有給休暇を有効に利用して、出家をするという。ちょうど雨期の最中(雨安居)、3ヶ月もの間、山中深く入り、上記のような出家の決まり、戒律を守り精神と肉体を鍛錬して娑婆に戻ってくる。
一般にタイの男性は、熱帯国にありがちな、怠け者、賭け事好き、女好きが多くいつも家庭での悶着が絶えないと言われている。
しかしこの出家をしてきた男性の評価は、格段に違うようである。
ミヤンマーに近い山中に入り、森の中の象の鳴き声、クジャクの声が谺する岩山、雨が降り注ぐ大地、原始的な生活の明け暮れの中で、仏教の教えを学び、肉体的な鍛錬はもとより、精神的に堪えることを学んできた彼らへの尊敬の眼差しは、3ヶ月前とは格段に違うそうである。
バンコクではエメラルド寺院をはじめ、壮大華麗なパゴダを訪問することが出来た。炎天下、大勢のタイ人と一緒に、寺院内を回ったが、その見事な建築美、絢爛たる装飾品などに目を奪われた。
国内にある数千、数万のパゴダは、タイの女性たちの寄進による物であるという。金銭、家にある家具調度品(冷蔵庫、テレビなども)など惜しげもなく寄進することにより、パゴダが保たれている。日本人には信じがたい国民性である。
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