新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 07/10/2(火) 09:17:57
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戦争が終了して40年も経過したとき、「悪魔の飽食」の作者の森村誠一は、
実際にその実験に携わった兵士にインタビューしている。
「別に罪悪感を感じなかったのですか」
「ちょっと可哀想だなーという気持ちはあったけれども、戦争ですから、それほ
ど良心の呵責を覚えるような事はありませんでした」と応えている。戦時におい
ては、人間がどれほど「人でなし」になれるかということであろう。
石井部隊長の永年にわたる731部隊の実験資料は、そっくりGHQに渡さ
れ、戦争犯罪から免れた。その実験資料を基にして朝鮮戦争に用いられた。
戦争終了時に残った3000人のマルタは虐殺されことも、731部隊の証人達
の証言も、夥しい報道も、文献も資料も写真も闇に葬られ、何が真実であるか、
後世の人たちには分からないように、教科書は書き換えられた。家永裁判は原告
側の完全な敗訴になってしまった。当たり障りのない教科書の記述では、日本が
かつて、中国で、東南アジアで何を行ってきたのか分からない若者が圧倒的に多
いのである。
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