新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 08/5/30(金) 06:25:18
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日本の旅とその歴史の背景 6(本郷界隈 1)
樋口一葉を訪ねて 1
3年前、法政大学に勤務する友人の紹介で、ささやかな人数ではあったが「中国事情」を話す講演会があった。場所は横浜国立大の別館の一教室。中国人の学生、大学の先生方も加わっていた。覚えたてのパワーポイントも使いながら、中国大連に在住していた二年間の学生との交流を紹介し、大連の大都会の景観も写真で紹介しながら、あっという間に一時間半の講演を終えた。
その翌日、中国在住時代の同期派遣教師、東京のKさん、Sさんと栃木在住のKさんが、私の東京訪問を歓迎してくれた。東京在住のKさんが、わざわざこの日のために「本郷界隈を散策する」という企画を立ててくれ、とくに「樋口一葉を探訪する」というプリントを三枚も用意して待ってくれていた。その篤い友情と赤心ともいうべき真情に胸あつくした。
本郷は六五〇〇年前、遠浅の海であったという。平均標高二五メートル、正岡子規の存命の頃は、ホトトギスも鳴いていたらしい。
ガラス戸の外面の向こうに森見えて さやけき月に鳴くホトトギス(子規)
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