日本の旅とその歴史の背景 14(神戸は世界一)の1
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 08/6/30(月) 08:49:33  返信も含め全削除
日本の旅とその歴史の背景 14(神戸は世界一)
外人墓地と神戸の街の歴史
横浜と函館の外人墓地は訪れたことがある。特に函館は遙か函館市街を遠望できる小高い丘に、100以上の十字架の墓が並べられ、この地で生涯を終えた外国人が同じ方向の海を向いて十字架が立てられていたように思う。
 山口県の土井ケ浜に発見された渡来人の墓も、2200年前頃に出来た墓らしいが、人骨はすべて、朝鮮と中国長江以南の方面に向けられていたという。
彼ら渡来人の父祖の地の方向に向けられて、人骨は並べられていた。
横浜と函館の外人墓地は市民にも観光客にも開放され、自由に散策することが出来たが、この神戸の外人墓地は、神戸市の管理下におかれ、一般には開放されていない。
 
イギリス人、フランス人はじめ、華僑も他の多くの異人さんの生涯が、この神戸の世界一住みやすいと言われたこの地で、果てたのであろう。物の本によると
22才で生涯を終えた1人の水兵の墓、「The true man」と墓碑銘の書かれている男性は、まさに「男の中の男」を意味するのであろう。ヨーロッパの雰囲気をもち込んで神戸の街に、ふんわりと蒔いて散っていった淑女の肖像もある。
 彼ら神戸に住んでいた外国人は「神戸は世界中でもっとも美しい街」と英字新聞にも紹介された。1868年から31年間、彼ら貿易商人とその家族、またそれに関わる人たちが、この神戸の町並みに、都市の理想型を作っていった。

返信する

パスワード

一覧へ戻る】 ※最新の画面を表示するには再読み込みしてください.