新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 10/9/10(金) 09:57:31
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2000年10月 2004年2月一部訂正
中国には日本のような国民祝祭日は、きわめて少ない。中国の最も大きな祝日は陰暦の正月である。「春節」と呼ばれる正月は、1月の終わりか2月の初めであり、その年の旧暦の暦によって異なる。
それから5月1日の労働祭、そして新中国の誕生を祝う国慶節は10月1日、それぞれの祝日の前後5日間ほどの祝日があるだけで、大変すっきりしている。
中国へ来て2年目の国慶節、昨年は青島への旅であった。今年は内モンゴルと北満の地の長春とハルピンへの旅にした。旅程はおよそ5日間である。
同行者は瀋陽の育才学校に赴任したM氏の所に一泊し、その学校の日本人の若き青年教師男女あわせて7人の旅である。
瀋陽から10人乗りの車をチャーターして、まず初秋のたたずまいを見せ始めた内モンゴルへと出発した。かつての日本陸軍が統治した満州、敗戦を迎えソビエト軍の侵攻を防ぐため、関東軍が開拓民を置き去りにして、次々と橋梁を爆破したその歴史を偲ぶよすがもない。
かつての北満の地は、何キロも白樺の続く道の両側にコスモスも咲き乱れ、何処までも続く地平線の果てまで蒼い空が続いていた。
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