モンゴルの大草原にて 2no1
新規投稿者 三木 伸哉  投稿日 10/9/11(土) 13:50:03  返信も含め全削除
モンゴルの大草原にて 2
刃渡り4寸、煌めく鞘の小刀ずらり
その広場に土産物店が並んでいるので、そこに行くことにした。ジンギス、ハンの末裔達はどんな生活をしているのであろうか、その一端でも覗くことが出来ればと思ったのである。できれば格好の土産が手に入ればいいが。
 小さい土産物屋であるが、まず目に入ったのが刃渡り4寸ほど(12pくらい)見事な彫り物の鞘に収まっている小刀が目についた。

かつてモンゴル人が戦場において用いたのは、抜群の殺傷能力を持った騎馬軍団の弓矢、槍、剣であった。ほぼヨーロッパも掌中に収めたときは、全世界の人口の30%以上もの人口を抱えていた。僅かな人数で広い国土を掌握できたのは、彼らモンゴル人のケタ外れの狂気といってもいい。
占領した土地を、僅かな人数で掌握している村落などに、モンゴル人を襲い、彼らを殺傷したという噂が入れば、騎馬軍団が千里の彼方からでもふっ飛んでくる。有無を言わせず根絶やしにするほどの殺傷を行う。恐怖感を徹底的に植えつけるという。モンゴル人に刃向かったら何をされるか分からない、一族郎党全て根絶やしにされるほどの、狂気の果ての殺戮が行われるから、しばらく平和が続いたのであった。

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