新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 10/9/14(火) 06:22:50
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モンゴルの大草原にて 4
チンギス・ハンの「無敵の帝国」の考え方
世界の歴史には広大な領地を我がモノにして、多数の領民を支配した大帝国はいくつかある。しかしそれらの国々と、チンギス・ハンの帝国とは大いに異なる。
まず規模が圧倒的に違う。アジアからヨーロッパに到り、さらにエジプトまでを、席巻しようとした。しかも僅かの騎馬軍団で全世界を、という目論見があったのかも知れない、それだけ気宇壮大な世界制覇の夢であった。
中国の初代の皇帝と言われる、秦の始皇帝が50才で巡幸の途中死去してから、その後世界史に登場する、紀元前2世紀の漢の武帝時代も、始皇帝の統治した中国を、さらに西域まで勢力を伸ばし、それまでにない未曾有の大国に発展、地球上の全人口の30%を支配したと言われている。
あの強すぎる朝青龍や白鵬の両横綱を見ても、その祖先の猛々しさが、彷彿としてくる。とくに朝青龍はジンギス・ハンの末裔に値するほど猛々しい。
彼は騎馬民族の面目躍如という印象である。病気療養をかねて帰国したとき、サッカーボールをけっ飛ばしたくらいで、「どうしてあんなに叱られるのか、日本人は分からない」と思っていたであろう。病気療養中にサッカーはいけないが、優勝したときのガッツポーズくらい大目に見てやらなければ、日本人は日本の伝統国技はそれほど堅苦しいのかは、世界中に嗤われるのではなかろうか。
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