新規投稿者 三木 伸哉
投稿日 10/9/15(水) 07:55:13
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モンゴルの大草原にて 5
モンゴル馬でユーラシア大陸を席巻した
遊牧騎馬民族が誕生したのは、紀元前1000年頃、カスピ海近くの草原地帯だったと言われている。それまで大草原を転々と暮らしていた北方民族のスキタイや、匈奴などの蛮族であった。
モンゴル人の馬への思いやり、愛情の深さは、我々日本人には想像を遙かに超えるようである。「死なばもろとも」という気持で馬に接しているという。
それが騎馬民族の誇りであり矜持でもある。モンゴル人はこの良き友と、生涯を共にする。戦争も、旅も、荷の運搬も、そしてあの大草原で運命を共にする。
モンゴルは寒冷な土地である。訪れた10月1日には、もうセーターを着込んだし、下履きもつけた。冬になると零下30度、40度にもなるという。
モンゴル馬はそれなりの環境に順応するために、小柄の体躯にびっしりと体毛が深く、厳寒時にも小さな体で耐え抜くのであろう。
ジンギス・ハンの時代には、子どもが3才になると、馬上に括り付けられて馬になれる訓練を始めたと言われている。
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