新規投稿者 三木伸哉
投稿日 10/12/2(木) 05:34:01
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暗黒の昭和の時代をどのように作り上げていったのか
彼は4つに絞ってまとめて話された
1、 国定教科書の改訂(昭和8年から)「ススメススメ、ヘイタイススメ」の表現にみられるように、戦時色一色に塗りつぶした。
2、 治安維持法の制定 (昭和13年の「国家総動員法」の制定に伴い)この治安維持法の制定で、どれほど多くの人たちが獄につながれたか、保坂氏の中学校時代の恩師の話にも及んだ。誘導尋問で獄につながれたという話であった。
人間は檻に入れられると口を閉ざす。
3、 内閣情報部による情報の一元化
マスコミの情報はもちろん、不穏な発言は厳しく取り締まり、軍国主義に反する発言、それらしい発言も誘導尋問で牢に入れた。
4、 暴力、官憲による弾圧、テロリズムの横行
5,15事件、2,26事件、満州事変、上海事変など、数えきれないテロの続発。軍部が国家の中枢を握っていく過程と国民の声を封殺していく話であった。
保阪さんはこのフオーラムの纏め役、総合司会者もされていたから、何人かの若者代表の発言も求めた。一人だけ瀋陽の大学で体験した札幌教育大の学生の声が胸を打った、
保阪さんは自分から現代史を学んでいく態度が必要だという。「過去を勉強しなさい、未来は過去の中にあり、過去から浮かんでくるという」「自分の歴史を書いてほしい」と訴えた。
保阪氏が日本の若者の歴史観(現代史を知らなすぎる)を、いつ言うのかと待っていた。しかし何も語らずに終わった。私は次のように呟いている。
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