新規投稿者 三木伸哉
投稿日 11/5/26(木) 05:49:37
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回想中国 19「私立学校からの誘い」4
マンションに着いてドアを開けると
4時間半の乗車時間で大連駅の横にバスは到着、それからタクシーで1週間滞在した豪華マンションに着いた。午後9時を回っていた。
部屋鍵をガタガタいわせて堅牢なドアを開けると、灯ってないはずの居間に煌々たるシャンデリアの灯り、そして若い女性が一人ソファに座っている。
「ああ、部屋を間違えたろうか、6階の1号室、間違いない、この部屋だ」
女性はしげしげと私を眺め、英語で語りはじめた。「5日前からこの部屋に泊まっています。同居者は女性だと思いました。まさか男性だとは、どうしましょう、私ここから出ていきましょうか」という。
フイジー島からの女性
「いや夜も遅いし、何処へ行くとてそんな場所は見つかりません。ベットも二つ、部屋も二つですから今晩は二人でここに泊まりましょう。明日にでも理事長にお話ししてみます」と困惑気味の女性に優しく語りかけ、動転している若い女性の気持ちを鎮めて貰った。
そういっている間も彼女は、この夜更けこの日本人のジ様とこの部屋で宿泊しなければならないのであろうかと、目は中空を向け私のつたない英語も耳に入らないような素振りである。
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