回想中国 24 結婚式に参加して
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 11/6/22(水) 09:33:32  返信も含め全削除
回想中国 24 結婚式に参加して

 水産学院の若い教師が結婚式を挙げると聞いていたので 、「結婚披露宴には呼んで頂戴よ」と伝えておいた。
  何でも直前に決まる習慣の中国らしく、その3日前に参加の打診が来た。少なくても日本では、半年くらい前から、暦を見ながら日程を決め、発起人会を開き準備をするのが慣わしである。3日前とはあんまりだとも思いながら、すべてに優先して祝賀会に参加することにした。
 「9月23日の何時開始ですか」と聞くと、「11時18分から」だという。何だろうこれは、こんな半端な開始時間もあるのかと思いながら、会場に馳せ参じた。高島の暦ではないが、縁起を担ぐことは中国が元祖らしく、この開始時間が決まったようだ。
 
会場に入ってみると、ネクタイを締めているのは、新郎と司会者、それに水産学院の王先生と私の4人きりである。ラフな格好でどうぞとは聞いていたけれど、新郎新婦の両親も、ネクタイはおろか皺の付いたズボンをはいて参加している。
 列席者はおよそ180人、外国人はどうやら私一人であるようだ。いずれスピーチの時間もあるから、新郎とは旧知の仲であるし、ひやかしに簡単なスピーチを考え、王先生の奥さんに添削をして貰って準備をしておいた。

返信 1 三木伸哉  投稿日 11/6/22(水) 09:35:07  削除
 結婚式は祝賀会の始まる前に同じ会場で行われた。  11時18分新郎新婦の入場、結婚証明書の朗読、指輪交換、新郎新婦の接吻(いらいらするほど時間がかかる)両親への花束贈呈、新郎の誓いの言葉と続き、どうやらセレモニーは終了。
 
仲人という役割の人がないから、すぐスピーチに入った。職場の代表がするかと思ったら、「今日は日本から珍しいお客様が見えているのでこの人から、」という紹介があり、すぐ壇上に立たされた。どうも勝手が違う、こんなはずではなかったと思ってももう遅い。ここで後込みしていたら日中友好に傷が付くと思い、先陣を切った。
「彼とは水産学院時代からの仲であること、この中国式の結婚披露宴に参加したいと思っていたが、今日参加でき大変嬉しい。お二人が共に白髪が生えるまで、偕老同穴で仲良く暮らして欲しい」とごくありきたりの挨拶内容を、日本語のあとに中国語で挨拶してどうやら無事終了した。
 
それから日本と同じような賑やかな祝賀パーテーが続いたが、高い煙草と普段飲むこともできない茅台酒(マオタイシュ)もご馳走になった。新郎にとっては何かと物いりである。すべて披露宴の費用は新郎側の負担であるから。
結婚式に参列してから、中国の結婚事情を調べてみた。

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