新規投稿者 三木伸哉
投稿日 11/12/29(木) 09:43:43
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男4人の台湾訪問(台湾の今昔)16
いまの馬総統は親中派と言われているが、
台湾人の独立の願いを背景にした民進党の陳水扁の、2000年からの8年間は、台湾ナショナリズムの時代、台湾独立を掲げた時代であった。
さて現在の馬総統は生粋の外省人(両親とも大陸生まれ)であり、国民党出身者であることから、右旋回したのではないか、台湾人の長年の夢である、台湾独立を真剣に考えていないのではないかと噂されている。
野党の民進党の党首の蔡氏が言うには、「馬総統は親中派、戦争しないから国防予算も削減し続けている」と指摘する。戦争しないで独立を勝ち取れれば、こんな幸せなことはない。
私が大連の大学にいた当時、「ここに台湾がありますね」と話をするだけで、学生たちはいっせいに「台湾は中国です」という反応を示した。中国共産党の学校教育から人民への啓もう宣伝活動は徹底しているから、台湾を独立させてもいいと思っていても、国内ではまず口にできない。しかしこの札幌の中国人との懇談会などに参加した折には、中国共産党批判、一党独裁批判は何回も聞くことができた。そういう時代になったのである。
時代はもうグローバルな情報が全世界を駆けまわっている時代、いつまで一党独裁が支配できるか、貧富の差の増大、依然として減らない贈収賄汚職、北京と上海をはしる新幹線でも
役人と業者の汚職の構造が指摘されているし、インフレの増大、各地で起きる共産党への不満のデモなど近年ますますその度合いが強くなってきた。はたして中国はこの先何年今の体制を維持できるかと傍観している。
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