中国のいま、最新事情 1no1
新規投稿者 三木伸哉  投稿日 12/4/9(月) 08:21:24  返信も含め全削除
中国のいま、最新事情 1
激変する中国 命運をかけた文化体制改革(根っこは、拝金主義が国の命運を)

改革開放から30年、毛沢東時代からは想像もできない国に激変した。一握りの富裕層が出現し、一党支配の共産党幹部のこの30年間の治世が、この国をどのような国にしたのか。アメリカに次ぐ世界第2の経済大国と言われているが、人民はどう変わってしまったであろうか。人心が荒廃し、無秩序な行動が横行する国に変わってしまったのか。

2011年10月15日から18日まで、北京の人民大会堂において、中国共産党第17回中央委員会が開催された。世界中が注目する時期、国家主席は、現在の副主席であり、中国共産党中央校校長である、習近平になることはすでに知られている。
一国2制度(一つの国で共産主義と資本主義の共存する国)はかつてなかった。香港の返還により、一国2制度にならざるを得なかったが、この21世紀に入ってからの中国の激変ぶりには幹部たちも、頭を抱え大国のゆくえを憂いているばかり。


返信 3 三木伸哉  投稿日 12/4/9(月) 08:24:20  削除
誘拐犯には死刑の判決もあるのだが
どうしてこのような幼児誘拐が頻繁に行われるのであろうか。誘拐犯罪が行われているのは、全国区的なものではないといわれている。広東州などの経済特区といわれる、ケ小平時代から急速に工業化が進み、富裕層が生まれた地域である。子供が生まれても死亡してしまった。子供を喪った親の考えるのは、金で子供を買うことであり、連れ去られた子供を、高い懸賞金をかけて買い戻すことである。

金持ちが誘拐された子供を高価な金銭を支払って、取り戻すという事例は、おそらく世界中にあることであろう。日本でもよく聞く話ではある。黒沢明の「天国と地獄」を思い出す。誘拐犯に扮る山崎努が大金持ちの三船敏郎の息子を誘拐したと思っていただが、運転手の息子が誘拐された。身を削るような苦労のすえに、その子を奪還するというヒューマンな内容であった。

いま連れ去られたこどもを奪還するために、民間団体も結成されて、取り戻した例も報告されている。また誘拐された子供たちの顔写真を、引き延ばしてある大学教授が公開したところ、「あらこの子は、近所の〇〇チャンではないだろうか。」という問い合わせも起きているという。捕らえられれば、死刑判決もあるという危険も顧みず、30万円ほの報奨金で幼児を誘拐するという、中国人には格差がありすぎるのとモラルの低下が
返信 2 三木伸哉  投稿日 12/4/9(月) 08:23:19  削除
中国のいま、最新事情 2
幼児がさらわれ、売られて、頻発する幼児誘拐
大連に住んでいたころ、小学校の校門前に年配の方々がたむろしていた。
下校時、一人っ子を迎えにくるおじいさん、おばあさんの群れという光景である。
まず日本ではこのような風景は、お目にかかったことはない。一人っ子にかける祖父母の並々ならぬ愛情の表れだと思っていた。

まさか人さらいの用心棒を兼ねているとは思ってもいなかった。もう10年前から、このような祖父母の校門までのお出迎えは、続いていたが、一人っ子にかける両親とその祖父母の6人の大人が、一人っ子の成長を楽しみにしているのに、さらわれて、売られるということになれば、その悲しみはいかばかりであろう。

わずか数年で1000人以上の幼児の姿が消えた
最近中国の公安による統計が発表された。中国の広東省にある東莞市という人口170万人の小都市であるが、流動人口(農村では食いつなぐことができなく、農民工として戸籍のないまま都市周辺に居住している人たち)をあわせると1000万人近いという。
 連れ去られる子供の多くは、2歳から6歳の男の子が90%であるという。男の子の値段は日本円で30万円、女の子は8400円と30倍以上の開きがある。

返信 1 三木伸哉  投稿日 12/4/9(月) 08:22:10  削除
何が変わってしまったのか ズバリ拝金主義に走る国民があまりにも多くなったということであろう。情報化社会を迎えて、数十年前までは国家機密も守られていたのだが、網民(インターネット人口)が5億人にもなり、統制が取れなくなった。官僚の腐敗は後を絶たず、2号3号を持つ官僚も増えている。かつての中華文化は、世界の中心を占める文化であった。今では西欧文化がどんどん国内に入り込み、青少年もそれに毒されて、かつての中国人らしさを失ったと嘆く。

そして長年続いてきた儒教精神などはどこへいってしまったのか。国民のほとんどが、拝金主義に走り、貧しかったあの毛沢東に時代にも考えられなかったことが平然と起きている、そのような現状に対して、この共産党大会の課された課題はあまりに大きかった。
ここ最近に頻発してきた、さまざまな事件はあとで詳述するけれども、中国がコケたら、みなコケるという時代になったいま、中国はどこへ行こうとしているか、探ってみたい。

対岸の火事を見ている時代ではなくなった。このグローバル時代の世の中。中国共産党がタガのゆるんだ思想をひきしめたり、インターネットを規制したり。民主化運動の制限を強くすることも考えられたが、すべてが時代に逆行する、荒廃してきた人心を昔の暖かで思いやりのある人間性に取り戻すことはできるのであろうか。

モラルを失った様々な事件を紹介しながら、日本と中国という固いきずなで結んできた歴史もあったことを振り返りながら、これからの日中関係を構築していかなければ、お互いの国の未来はないとさえ思われる。
民主化の根源でもある、百家争鳴、百花斉放 を拠り所とした国であったのだが。

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